広島・堂林&磯村がプロ初アベック弾 中京大中京優勝バッテリー 同高出身中村健人も
「巨人5-10広島」(17日、東京ドーム)
広島・堂林翔太内野手(30)と、磯村嘉孝捕手(29)がアベック弾を放った。2人は愛知・中京大中京高の先輩後輩で、2009年に夏の甲子園を制した際の優勝バッテリー。プロ入り後、2人のアベック弾は初だった。
まずは四回、堂林がチーム3戦連発となる満塁弾。今季5号のグランドスラムを放った。
八回には磯村が3号2ランを左翼席へ。「日本文理の夏はまだ終わらない!」の実況で知られる熱戦をともに乗り越え、頂点をつかんだ2人が、プロの世界でともにアーチを掛ける、夢の“初共演”を果たした。
なお、七回にソロアーチを放った中村健人も中京大中京高出身で、堂林の6学年、磯村の5学年後輩。同校出身の3人で驚異の8打点をマークし、勝利に貢献した。
くしくも、この日母校・中京大中京高は3回戦で無念のコールド負け。ネットでは「中京大中京出身3人がホームラン!!」「3人が本塁打打ったその日に母校がコールド負けはしんどいな・・・」「OBが母校敗退の鬱憤を巨人に晴らしとる」「後輩に喝を入れる!」「アベックホームランとか2009年の中京大中京かよ」など、活躍を喜びながらも、同校の敗退を悲しむ複雑な心境がつづられた。
試合後、ヒーローインタビューで堂林は「とにかくみんながつないでくれたチャンス。打つことができてよかった。感触はすごく良かったので、入ると思いました」。同校出身3人での3アーチについて問われると、にこっと笑い「たまたまです」と答えた。