広島・九里、3年ぶり救援星 復調へ第一歩!3回1失点4勝目 「切り替えて」
「巨人5-10広島」(17日、東京ドーム)
広島・九里が3年ぶりのリリーフ登板でチームを勝利に導いた。
4点差を逆転した直後の四回から登板。この回こそ丸に適時打を打たれ1点を失ったが、五、六回はきっちり無安打に抑え3回1失点の好リリーフで4勝目を手にした。これが19年5月17日・阪神戦以来の救援勝利となった。
「味方が点を取った後だったので、何とか0点でという気持ちだったが、そこで失点してしまった。切り替えて、なるべく点を与えないように考えながら打者と勝負できるようにやってました」
今季は開幕から打線とのかみ合わせが悪く黒星が先行。次第に調子を落とし、長いイニングをこなすこともできなくなっていた。9連戦ということもあり、ブルペン待機となった。
「試合の入り方は先発とは全然違いますし。そういうところでもしっかりと投げていかないといけない」
佐々岡監督は今後の起用について「先発もまたあるかもしれない。調子が上がってこないから、ちょっと中(継ぎ)でというところだった。一つ勝ち星を取った。変わってくるだろう」と復調を期待した。
九里は「行けといわれたところで自分の投球ができるように頑張りたい」。白星を浮上のきっかけにする。