カープ床田 前半戦有終星だ 19日に虎狩りリベンジ「やられているのでやり返す」
広島の床田寛樹投手(27)が18日、先発する19日・阪神戦(マツダ)でリベンジを誓った。「やられているのでやり返したい」、左腕はシンプルな言葉に思いを込めた。
阪神との前回対戦は6日、甲子園だった。7回5安打3失点で5敗目。2点リードの四回2死から一挙3失点し逆転を許した。「粘り強く投げたい」。今回は走者を置いても平常心を保ち、自らの球を投げ込むことだけに集中する構えだ。
今季はここまで8勝(5敗)、防御率2・65。いずれもチームトップの投手成績を残す。昨季と比較し、「全然違う」と手応えを口にする。調整期間では九里の助言などもあり筋力トレの強度や回数を増やし体力維持を心掛けることで、好不調の波が小さくなっていることが好調要因だ。
自身初の2桁勝利を目下の目標に掲げる。前半戦は19日・阪神戦が最後の先発になる。「何とか勝って、ひとついい区切りにしたい」。節目の10勝に王手をかけて終わりたい。
今季の阪神戦は4戦3勝。昨季を含めると8戦6勝(2敗)の“虎キラー”だ。この日はキャッチボールなどで最終調整し、準備を終えた。チームの勝率5割復帰もかかる大事な一戦。その左腕で白星を手繰り寄せる。