佐々岡監督は先発要員もベンチに「野村はリリーフ、森下は打でベンチに入れました」

 球審に選手交代を告げて引き揚げる佐々岡監督(撮影・立川洋一郎)
 ナインを迎える佐々岡監督(左端)=撮影・山口登
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 「広島5-3阪神」(20日、マツダスタジアム)

 広島の先発アンダーソンは序盤に3点を失い5回3失点で降板。打線は初回無死一、三塁から秋山の併殺打の間に1点をかえした。2点を追う七回は、相手外野手の連続失策などで同点に追いつき、野間の適時打で勝ち越した。

 広島・佐々岡真司監督は逆転した打線について「エラーでチャンスがあった中でも、そこを突いて、らしいつなぎで、いい攻撃ができた」とたたえた。

 1死満塁から代打・羽月の併殺崩れの間に同点に追いついた。

 「前に飛ばせば何か起きる、事が起きるということで、初球からしっかり打ってくれた結果だと思う。そういう思い切りの良さというのは。あそこで併殺崩れの1点というのは大きかったと思います」

 コロナの影響でマクブルームが登録抹消する中、坂倉がプロ初の4番に入った。

 「こういう状況になった中で、今の中では坂倉が一番、4番にふさわしいと思いますし。みんなで危機を乗り越えていかないといけない。一人一人が自覚を持ってやっていると思うし、今日は人数が少ない中でも、本当にベンチ内、若い選手も、みんな共に戦っていた。ベンチでよく声が出ているし、いい雰囲気の中で。だからこそ、ああいう逆転劇が起こるんだと思います」

 堂林とマクブルームを欠く中、野村、森下の先発要員もベンチ入りした。

 「野村は中(継ぎ)で、というのは考えながら昨日から考えていた。森下の場合は緊急事態ということで。今日急きょ、野手が少ないということで、最後の最後に何かあったときの打の方で入れました」

 18日の先発が雨天中止で流れた3番手の薮田に、2年ぶりの勝利が付いた。

 「薮田のテンポの良さ、リズムの良さ、そういうところが逆転につながったと思うし、3人でしっかりとテンポよくね。らしいピッチングだったと思います」

 2軍もコロナ禍で活動を停止していたが、この日から再開した。

 「今日から始めていると思いますし、今日最終的な陰性確認というのが夕方あったと思うんで、また明日以降呼びます。今、野手が足りないので、野手2人。いまのところ2人を入れる予定です。誰かはまぁ分からない」

 21日は試合がなく、22日から神宮でヤクルトと球宴前最後の3連戦が待つ。

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