「広島－中日」（３１日、マツダスタジアム）

　広島の白浜裕太捕手が「８番・捕手」で先発出場した。スタメン発表時に名前がコールされると、大歓声が上がるとともに球場は騒然。先発は野村祐輔投手で「広陵バッテリー」が完成。ツイッターでも即、「白浜さん」がトレンド入りするなど話題となった。

　白浜は７月２２日に今季初の一軍昇格。２３日のヤクルト戦（神宮）に代打で出場し、中飛に倒れている。２００４年に広陵からドラフト１位で入団し、カープ一筋１９年目。球団の捕手では倉義和（９８～１６年、現１軍バッテリーコーチ）、石原慶幸氏（０２～２０年、デイリースポーツ評論家）と並び、在籍年数最年長となっている。

　１軍出場は通算８７試合にとどまっているが、２０１７年の８月４日・ＤｅＮＡ戦（横浜）以来、５年ぶりのスタメン出場となる。

　初回、大島からの中日打線を３者凡退に抑えると、二回もリズムよく無失点。立ち上がりが苦手な野村を好リードで支えている。

　この起用に、ネット上では「白浜さん１、２軍含めて今季初スタメン」「５年ぶりとか激アツ」「スタメンだけで話題になるなんて白浜さん最高」「ぜひ応援してあげてください」など、応援コメントが続々と寄せられている。