広島・秋山、3度目猛打賞 1番案浮上も3番で打率・310 「勝ちにつながる打席」を

 4回、秋山は左中間三塁打を放つ
 ネクストバッターで試合終了を見届け、引き揚げる秋山(右から2人目)=撮影・佐藤厚
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 「DeNA8-3広島」(19日、横浜スタジアム)

 力強く、鋭い打球だった。広島・秋山が今季3度目の猛打賞。白球がグラウンドで弾む度に、左翼席の鯉党から大きな拍手が起こった。

 初回の中前打は内角直球を捉えた。四回先頭では、外角チェンジアップをはじき返して左中間へ三塁打だ。勢いは止まらない。七回2死一塁は、得点には結びつかなかったものの再び中前へ運び、好機を広げた。河田監督代行は「うん、うん」と納得の表情を浮かべた。

 前日18日の中日戦後、河田監督代行は秋山の1番起用を選択肢の一つと語っていた。さまざまな状況を総合的に判断し、この日も打順の変更はなく、3番で送り出した。

 それでも「そういう提案も出ている」と河田監督代行。高い出塁率はチームにとって大きな武器。得点力アップのため、今後は打線を組み替えて臨むことを否定しなかった。

 この日の3安打で打率は・310に上昇した。秋山は以前、「(シーズンが)終わったときに3割あるかどうかなので。一日1本打てるようにしっかり準備して。勝ちにつながる打席が増えるといいと思います」と話していた。負けられない戦いが続く。安打を重ねて、勝利を呼び込む。

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