広島・河田監督代行 発熱の秋山は「思ったより長引いている」 コロナ離脱の菊池が練習参加
「広島3-4巨人」(26日、マツダスタジアム)
広島は先発の玉村が初回にいきなり3点を先取される。打線はその裏、大盛の三塁打から捕逸で1点・三回にマクブルームの15号ソロで2点目。さらに磯村の適時二塁打で同点に追いついた。
しかし、同点の七回から登板の2番手・森浦が小林の安打からピンチを迎えウィーラーに決勝打を打たれた。
広島・河田雄祐監督代行は玉村について「(初回)坂本安打の岡本和に四球出したよな。次の回も四球を出して、(中継プレーで)矢野が素晴らしい繋ぎをしてくれて良いプレーも出ているんだけど。ゲーム前のミーティングで打たれるのは構わん、勝負して来いと言ってる。四球を出しても出したくて出しているわけではないのはわかっている。最後の方にスライダーの曲がりがすごく遅くなって良くなったと磯村から聞いていたし、次はまたね。明日から監督が来るけど、チャンスがあるでしょう。言うても3失点でね。なんとかね」
決勝打を打たれた森浦については「ボークもアレなんだけど、一番自分がモヤモヤしているんじゃない。らしくないと言うよりはまだ実績がある投手ではないし、もう必死こいてやるしかない。2年目でしょう。まだそんなああだこうだ言ってるんじゃなしに、向かっていくというところをやっていかないと。そういうところだと思うんだけど。ウィーラーはあそこのショートに打たれちゃうんだから、やっぱり何かがあるのかもしれないし、そこはヤツがどれだけ気持ちを切り替えて奮起をしていくか、強気にやるかというところじゃないかと思うんだけどね」と奮起を期待した。
打線では坂倉が約1カ月ぶりの猛打賞。
「なかなか1打席目に安打が出なかったことが多かったのかな。1打席目から引っ張ったヒットが出て、2打席目はしっかりバットに乗った左中間の二塁打だった。コロナ組が帰って来る時に坂倉の状態が上がっていると非常に良い。マクブルームの形が良かったし、西川は自然と合わせてくれるだろうし。今後は期待が持てるのかな。あとはまた矢野と羽月がなんとかしっかり守ったしね。羽月は初回のウィーラーの打球を弾きもせずしっかりおさめてね。今の打線は、ジャイアンツの打線は破壊力に欠けるし、矢野の二回のプレーと西川の初回のプレーもあるし、ああいうことをしているから良いゲームになる。みんな守備は必死こいて頑張ってくれるからありがたい。ありがたいというか集中力を保っていいゲームになっている」
守備陣の踏ん張りを高く評価した。
試合前に、コロナ感染で離脱していた菊池涼が練習に参加した。
「明日また体調を見て。練習で体調を見ないと、明日またどうこうなっても困ってしまうので。今日決めるとかではなく、明日の状態を見て。良ければ登録するとは思う。佐々岡監督が来るので、そこで話になると思う。上本、小園、野間も明日見てみないと分からない。菊池涼は塁間とか離脱する前より走れているんじゃないかという感じだったので、大丈夫でしょうと思っているけどね」
発熱のため離脱している秋山については「まだちょっと。陽性ではないんだけど、体調不良がね。なんとなく続いてしまうような。経過見てみないと分からない。遠征中に呼ぶのか、はたまた帰ってきてからなのか、見てみないと分からない。今週の火曜日でそこまで日がたっていないので、体調さえ良くなれば登録は可能だと思うけど、思ったより長引いているかな」と心配した。
監督代行はこの試合まで、27日からは佐々岡監督が復帰する。
「やり繰り的に一番難しいのは投手だね。今日も増田大に打たれて坂本歩かせたり、今のターリーでは坂本には無理かなと。スコアラーはまだ坂本じゃないというけど、坂本は坂本だから。あそこは丸を選択した」
27日からは再び三塁コーチャーに戻る。
「その予定。小窪も8試合やって、昨日勝ったし、3回回して3点入ったし。いい勉強になったと思う。今後育っていってもらわないと行けないコーチ。だから立たせたので、いい勉強になったと思う」
27日は遠藤が先発する。