広島・佐々岡監督 才木に“お手上げ”完封負け「策は頭の中に入ってるんでしょうけど」

 ベンチからグラウンドを見つめる佐々岡監督(撮影・吉澤敬太)
 3回、西川は空振り三振に倒れる(投手・才木、捕手・梅野)=撮影・山口登
 5回、菊池涼は空振り三振に倒れる(投手・才木、捕手・梅野)=撮影・山口登
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 「阪神8-0広島」(1日、甲子園球場)

 2度の中断の末、六回裏1死でコールドゲームとなった。

 広島は先発の野村が五回まで毎回の9安打で3失点。

 打線は才木の前に6回3安打9奪三振と封じ込まれた。

 3位・阪神に3連敗で5位転落。4・5ゲーム差と開き、自力でのCS進出の可能性が消えた。

 広島・佐々岡真司監督は才木を打てなかったことについて「まっすぐに力もあって落ち球の変化球。策はしっかり頭の中にみんな入ってるんでしょうけど、なかなか結果を見ればできなかった。結果をみればそうでしょう」とお手上げの様子。

 この日は秋山を3番に戻し、4番には西川、マクブルームを6番に下げる新打線で臨んだ。

 「ライアン(マクブルーム)がちょっと調子を落としているんで代えました。機能できなかった」

 先発の野村は打たれながらも踏ん張っていたが。

 「うーん。いいように言えば粘り。五回まで100球投げるようではなかなか。そこまでしか投げられない。どうなのか。粘りという言い方がいいのかどうかなかなか難しい」

 六回から菊池涼を交代させた。

 「コロナ明けなんでそこは無理できない。昨日出て。途中からと思っていましたけど逆転したんで頑張ってもらいましたけど、なかなかコンディションというのもコロナというのはそう簡単なものではない。大事を取って」

 代わって二塁に入った上本が連続失策で足を引っ張り、大量5失点へとつながった。

 2日・DeNA戦(マツダスタジアム)は不調から登録抹消していた大瀬良がぶっつけ本番で先発する。

 「チーム状況もこういう状況なんで、大瀬良も僕と話をして、しっかりファームで投げて状態がいいということで、あすに合わさせて投げさせます」

 自力CS消滅した。

 「一つずつ毎日ね、一戦一戦やるだけです」

 残り19試合となった。

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