広島 1軍復帰先発の大瀬良が63日ぶりの8勝目 「散々、迷惑を掛けていた」

ヒーローインタビューを終えお立ち台で笑顔を見せる大瀬良(左)と西川(撮影・立川洋一郎)
7回、野間が右前打を放ち、ベンチから拍手を送る大瀬良(撮影・立川洋一郎)
DeNA打線を相手に力投する先発の大瀬良(撮影・立川洋一郎)
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 「広島2-0DeNA」(2日、マツダスタジアム)

 広島・大瀬良大地投手(31)が、7回6安打無失点でチームの連敗を3で止めた。8月12日以来の1軍復帰登板。7月1日以来、63日ぶりの8勝目の権利を手にした。「散々、迷惑を掛けていた。何とか勝って、連敗を止めたい気持ちが強かった」と懸命に腕を振った。

 序盤から得点圏に走者を背負いながらも、得点は与えない粘りの投球。四回は無死一塁から一走・牧をけん制でアウトに。その後1死一、二塁とピンチを迎えたが、後続を寸断してDeNA打線に得点を許さなかった。

 前回8月12日の巨人戦(東京ドーム)では今季最短タイの3回5安打5失点で降板し、翌13日に出場選手登録を抹消。2軍再調整前の直近3試合のうち、2試合が3回KOと苦しんだ中、“変わり身”を示してチームを鼓舞した。

 「自分の感覚で投げられていない登板が非常に多く、もどかしい思いもあった。きょうはある程度、自分の感覚に近いもので投げることができたと思う。何よりチームも勝って明日以降にどんどんつながっていくゲームにもなったんじゃないかと。そこが一番」と笑顔で振り返った。

 チームもDeNA戦の連敗を6で止め、4位に浮上。エースは「ずっと上(1軍)でみんなと戦うのが理想なので。残りの試合もチームの勝ちに貢献したい」と力強く誓った。

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