広島・佐々岡監督、四回のコリジョン判定に「最高のプレー。ちょっと納得いかないところはある」

 選手交代を告げる佐々岡監督(撮影・吉澤敬太)
 4回、土田のスクイズを森下が捕球し本塁の会沢へトス。一度はアウトとなるもリプレー検証の結果コリジョンルールで得点が認められた(撮影・吉澤敬太)
 7回、気迫の投球を見せる森下(撮影・吉澤敬太)
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 「中日2-0広島」(8日、バンテリンドーム)

 広島は散発3安打で今季14度目の完封負けを喫した。4位は変わらないものの、CS出場を争う阪神はこの日、試合がなかったためゲーム差は1・5に広がり、5位・巨人とはゲーム差なしとなった。

 打線は2年目左腕・上田の直球に苦しみ得点を奪えなかった。先発した森下は走者を出しても粘りの投球で三回まで無失点だったが、四回に思わぬ形で先制点を奪われた。

 1死二、三塁だ。土田がスクイズ。自身の前に転がった打球を処理し、体を投げ出しなら会沢へグラブトスした。アウト判定だ。

 直後に立浪監督がリクエストを要求。リプレー検証の結果、会沢が走者の走路をふさいだりブロックしたと判断された。コリジョンルールが適用され、先制点を奪われた(記録は犠打野選)。

 試合後の佐々岡監督の主な一問一答かは下記の通り。

 -森下は好投した。

 「十分、しっかりと粘り強く、走者を出しながらも最少失点で試合をつくってくれた」

 -四回のコリジョンの判定は厳しい。

 「あのプレーは最高のプレーだったし、別にブロックしている訳でもない。(映像を)見てもホームベースは空いているし、どこをどう見ているのか、審判によって見方が違うのか、そういうところが曖昧だったらこちらとしては困る。あの後、抗議に行くと退場になるというのは分かっていたので…。映像を見てもあれだけ空いているのに。ちょっと納得いかないところはある」

 -打線は初対戦の上田を打てなかった。

 「ちょっとカット気味に動いたりするところに手こずったのか。それほどびっくりする球はないように見えたんですけど。森下が頑張っていただけに。森下で負けるのはちょっと痛い」

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