広島が大敗で4年連続V逸確定 激戦のCS争いは3位・阪神に1・5差

 3回、遠藤の交代タイミングを高橋投手コーチ(左)と話す佐々岡監督(撮影・立川洋一郎)
 8回、4打席連続で空振り三振に倒れ、力なくベンチへ下がる堂林(撮影・立川洋一郎)
 2回にウォーカーのソロで3点目を許し、うなだれてベンチへ下がる遠藤(撮影・立川洋一郎)
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 「広島0-7巨人」(11日、マツダスタジアム)

 広島は投手陣が乱調で敗戦。今季15度目の完封負けを喫し、133試合目で4年連続のV逸が確定した。先発した広島・遠藤淳志投手(23)が、今季最短となる2回2/3を6安打5失点で7敗目(4勝)。打線も散発の3安打と抑え込まれた。

 試合は初回、遠藤がいきなり1死一塁の場面で、3番・丸に右越え2ランを浴びる。2点を先制されると、続く二回は1死から7番・ウォーカーに左中間へソロを浴びて3点目を献上した。さらに三回は2死一塁で4番・中田に左中間へ2ランを浴び、早くも5点目を失った。

 試合前時点で、遠藤の今季の被本塁打数は14本。この日の3被弾で17本となり、サイスニード(ヤクルト)と並んでリーグワーストタイの被本塁打数となった。中田に2ランを浴びた後、四球と安打で一、二塁とされたところで佐々岡監督が交代を告げ、無念のKOとなった。

 打線も巨人のルーキー・赤星に苦戦。5回までわずか2安打に抑え込まれるなど、なかなかチャンスが作れなかった。勝てば3位浮上の可能性もあったが、阪神も中日に勝ち、ゲーム差も1・5に広がった。5位・巨人にはゲーム差なしとなった。

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