広島・佐々岡監督 イニングまたぎで失点の栗林に「2イニング目を行かせた僕の責任」
「広島3-5中日」(20日、マツダスタジアム)
広島が延長戦の末に競り負け、CS出場争いから一歩後退した。ヤクルトに勝利した巨人が3位に浮上。広島は、DeNAに敗れた阪神と並び4位となった。巨人とのゲーム差は1。
3-3の延長十一回に、回をまたいだ栗林がつかまった。先頭への四球から2死一、二塁のピンチを背負うと、岡林に左翼線へ勝ち越しの適時二塁打を許した。さらに2死満塁でビシエドに三塁への適時内野安打を許し、この回2点目を失った。
先発した九里は初回に味方のミスも絡んで1失点。四回に押し出し四球で追加点を奪われ、五回に2死から連続四球を与えたところで交代を告げられた。4回2/3を4安打5四死球2失点(自責点1)だった。
打線は中日を上回る10安打を放ちながら、得点は初回にマクブルームが放った3ランのみ。3-2の八回には先頭・坂倉が死球で出塁し上本が送りバントを決めて1死二塁としたものの、小園が空振り三振。続く磯村も見逃し三振に倒れて追加点を奪えなかった。
試合後の佐々岡監督の主な一問一答は下記の通り。
-最後は栗林が失点した。
「あそこはもう栗林しかいないということで、きょうはイニングまたぎをした。栗林で負けたということはしょうがない。これは2イニング目を行かせた僕の責任です」
-八回の好機でも小園、磯村をそのまま打席に。
「磯村のところで(代打に)松山というのも考えたけど、一塁が空いていたら歩かされるというのもある。松山を歩かされたら…と、いろいろ考えた中でそのまま行かせた」
-21日は移動試合で阪神戦。
「当然、もう5試合なので切り替えて一戦一戦。一戦必勝でいくしかないと思います」