広島・森下、逆転CSの道切り開く 残り3試合、29日ヤクルト戦で先陣星だ

 広島の森下暢仁投手(25)が27日、勝負の3試合初戦を白星で終え、CS出場を目指すチームに上昇気流をもたらすと意気込んだ。29日のヤクルト戦に先発する見込みだ。前回21日の阪神戦は初回に2失点した。立ち上がりを課題に置き、攻撃陣に流れを呼び込む投球を続けていく。

 大一番を目前にした森下は静かに闘志を燃やした。任されたのは29日のヤクルト戦だ。試合のなかったこの日5位に後退。逆転CSへ前進するためには負けられない戦い。先発としての役目を果たし、道を切り開く思いを言葉に変えた。

 「打者陣は点を取っていますし。そういう部分で、本当に立ち上がりから試合を作っていければ。中継ぎ陣の状態も上がってきていますし、試合を作るのが一番だと思います」

 立ち上がりをテーマにする。苦い記憶は前回21日・阪神戦の初回だ。3者連続四球などもあり40球を費やし2失点した。二回以降は立ち直り5回2失点にまとめたものの、流れを作れなかった投球に悔しさが残った。

 「(試合の)入りがうまくいけば、自然とそうやって(結果は)ついてくると思う」

 その上で、大事なのは自信を持って腕を振ることだと強調。「一番は気持ちの持ち方。やっぱり気持ちがしっかり向かっていれば自然と(自分の)球は投げられる」と力を込めた。

 今季のヤクルト戦は5試合で2勝1敗、防御率2・76。本拠地での対戦に限れば2試合で16回を投げ防御率・0・56だ。

 20年に入団し、過去2年はいずれもBクラスに終わった。経験がないCS出場が手の届くところにあるだけに、思いは強い。

 「一度もやったことがない。チャンスだと思いますし、チームが頑張ればそういう可能性もある。まずは(3試合の)最初を取れるのが一番いいかなと思います」

 自分を信じ、目の前の打者に全力で立ち向かっていく。

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