カープ上本&矢野 今季初二遊間スタメンも 小園2日連続体調不良で全体練習欠席
広島の上本崇司内野手(32)と矢野雅哉内野手(23)が29日のヤクルト戦で今季初めてスタメンで二遊間を組む可能性が28日、出てきた。菊池涼は上半身のコンディション不良が癒えておらず、小園は体調不良でマツダスタジアムでの全体練習を26日に続いて欠席した。主力を欠くことも予想されるが、全員の力で白星をつかみ取る。
二遊間のレギュラー2人を欠いて、ひとつも負けられない戦いに臨む可能性が出てきた。小園が体調不良で2日続けて全体練習を欠席。29日・ヤクルト戦への出場を問われた佐々岡監督は厳しい表情で答えた。
「明日は難しいでしょう」
小園のヤクルト戦打率は対セ・リーグ5球団で最も良い・342で、10試合連続安打中だった。守備にも安定感があるだけに欠場は痛手だ。
上半身のコンディション不良の菊池涼は、この日の全体練習に参加。打撃練習などはこなしたが、全体の守備練習には参加しなかった。菊池涼の起用は29日の状態を見て判断される。
主力2人を欠く二遊間には、上本と矢野が名前を連ねそうだ。上本は一時の不振を脱出。矢野は9月に入って途中出場が続いているものの、スタメン出場した8月中旬から下旬にかけては結果を出した。
今季、新型コロナウイルスやアクシデントで主力を欠いた時期には、スタメン出場した控え組が存在感を示した。シーズン佳境での緊急事態。起用したメンバーが暴れ回ってくれるはずだ。
指揮官は「チーム全員でカバーしながらやるしかない」と力を込めた。上本も「負けられない。貢献できるような活躍をしたい」と意気込んだ。一丸で目の前の勝利を目指す。