広島 佐々岡監督が涙 ファンの前で辞任表明「申し訳ない気持ちでいっぱいです」

 あいさつを終えてファンへ一礼する佐々岡監督(撮影・立川洋一郎)
 全日程を終了しスタンドのファンへあいさつする佐々岡監督(撮影・立川洋一郎)
 退任を発表し感極まる広島の佐々岡監督(中央)
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 「広島0-3中日」(2日、マツダスタジアム)

 広島は今季最終戦で競り負け、借金8で終了。今季限りで辞任することが判明した佐々岡真司監督(55)は白星締めすることができなかった。

 先発の森は5回無失点と来季へ収穫をつかんだが、打線が沈黙。中日先発の根尾、2番手・柳らに抑え込まれ、反撃できなかった。

 佐々岡監督は就任3年目の今季、開幕6連勝とスタートダッシュに成功。だが、苦手の交流戦で黒星がかさんだ。9月30日のヤクルト戦に敗れ、4年連続のBクラス。チーム不振の責任を取りこの日までに球団に辞意を申し入れ、了承された。

 佐々岡監督は試合後、ファンの前で「選手はこの一年、本当に頑張ってくれました。残念ながら、わたくし、監督の力不足でご期待に応えられず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。わたくし佐々岡は責任を取り、きょうこのユニホームを脱ぎます。来シーズンは一カープファンとして、皆様とともにチームを応援していきます。この一年のご声援、3年間本当にありがとうございました」と挨拶。ファンからは、大きな拍手が起こった。その後、右翼席のファンに別れを告げると涙があふれた。

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