新井監督 カープ常勝軍団化「優先」のドラ1斉藤選択 ネクタイ色は「混ざった感じ」

 「くじ引きの際は右手で引き当てる」気合十分の新井監督(撮影・棚橋慶太)
 ドラフト前日のスカウト会議に臨む
2枚

 広島・新井貴浩新監督(45)は19日、都内のホテルで開かれたスカウト会議に出席。1位は苫小牧中央・斉籐優汰投手(18)と公言しているが、2位以下も素材重視の指名方針を確認した。

 「カープのために何がベストかを考えている。もちろん来年、一生懸命やりますけど、今後のカープにとって何が大切かが、一番に優先順位にあるので」

 現場を預かる者として、まして新監督としては即戦力は1枚でも多くほしいもの。だが、新指揮官は違う。来季だけでなく、カープを常勝球団にすることを優先。リストアップした選手の情報、映像も見た上で要望は一切出さなかったという。

 「スカウトと球団の意向を第一に考えて、どう思う?と聞かれたときは意見を言わせてもらいました」

 1位指名の斉籐は競合の可能性もある。

 「すごく楽しみな投手。くじでもなんでも来いという気持ちです。願掛けはしません。頼れるのは自分の力のみです(笑)」

 ドラフト会議は新監督としての“デビュー戦”でもある。就任会見でつけた赤いネクタイが阪神・岡田、西武・松井新監督もならう格好で球界のトレンドとなった。当日は「真っ赤じゃなく混ざったような感じかな」とカープカラーで挑む。

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