「プロ野球ドラフト会議」（２０日、都内ホテル）

　広島のドラフト１位で斉藤優汰投手（１８）＝苫小牧中央＝が、同校で会見し、喜びを言葉に変えた。

　「すごく光栄に思っています。きょうという日があったのは、親や監督さん、今まで支えてくれた人のお掛けです。感謝をしています。いち早く１軍で活躍ができるように、小さなことから一生懸命取り組んで、球団の意向に添えるように頑張りたい。多くの方に支えられていることを忘れずに頑張りたいと思います」

　身長１８９センチ、体重９１キロの恵まれた体格から、最速１５１キロを投げ込む本格派右腕。変化球はカーブ、スライダー、フォークを武器にする。１２球団から調査書が届いており、広島は１３日のスカウト会議後に将来性を高く評価し、１位指名を公表していた。

　目指す理想の投手像は直球で空振りを奪える投手。対戦したい打者に挙げたヤクルト村上からも「三振が奪えたら最高」と力を込めた。目標とした２桁勝利やその先にある最多勝を、自慢の直球でつかみ取る意気込みだ。

　広島は来季から新井新監督が指揮を執る。新指揮官の印象を問われると「頼もしさがあって優しさの中にも厳しさがあるようなイメージ。これから新井監督に厳しく育てていただきたい」と語った。