カープドラ2・内田湘大 プロでも二刀流!「投」では斉藤和巳、「打」では誠也が目標

 利根商・内田の座右の銘は「アリとキリギリス」の「蟻」(撮影・佐藤厚)
 二刀流での活躍を目指す利根商・内田湘大(撮影・佐藤厚)
 投打二刀流での活躍を目指す利根商・内田湘大(撮影・佐藤厚)
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 「プロ野球ドラフト会議」(20日、都内ホテル)

 広島からドラフト2位で指名された内田湘大内野手(18)=利根商=がプロでも“二刀流”の活躍を誓った。「まだ実感が湧かない。ほんとに昔から夢にしていたプロ野球の世界に自分が行けるのかな」と緊張は解けないが、「二刀流を目指している」と、プロでのビジョンは明確だ。

 自分の持ち味は「二刀流であるところ」と投打に自信がある。高校ではオフの日でも自主練習に励み、最速149キロ、通算36本塁打をマーク。血のにじむ努力で自身のスタイルを確立させた。

 球団との面談では「(元広島の)鈴木誠也みたい」と評価を受けた。「鈴木選手みたいに長距離も打てるし、打率も残せる、ここぞという時に頼れる選手になりたい」と小さい頃から憧れだった「日本の4番」を目指す。

 投の手本は、元ソフトバンクの斉藤和巳だ。「ストレートで押していく感じが好き」と話し「信頼も厚くて人間的にもすごい」と尊敬する。「マウンドに立ったら信頼される負けない投手になりたい」と力を込めた。

 長年の夢はかなえた。「プレーヤーとしてだけではなくて、人間的に応援される選手なりたい」。新しいステージで「コイの滝登り」をしてみせる。

 ◆内田湘大(うちだ・しょうだい)2004年9月22日生まれ、18歳。長野県佐久市出身。183センチ、89キロ。右投げ右打ち。小学2年から野球を始め、利根商では投手兼一塁手の“二刀流”。3年夏の群馬県大会で2試合連続本塁打をマークし、4強に導いた。MAX149キロ。兄・耀晴さんとは双子、弟と妹も双子。

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