広島ドラ5河野 入団交渉難航の可能性 「監督さんと会社と話して結果を」 今夏の体調不良告白、指名順位もショックか
広島からドラフト5位で指名された大阪ガスの河野佳投手(21)が31日、社会人野球日本選手権の1回戦敗戦後に取材対応。「まだ考えてないです。ここからしっかり監督さんと会社と話して結果を出したいと思います」などとプロ入りか、会社残留か、悩める胸の内を明かした。
この日は救援登板で好投を見せたが、チームは惜敗。史上初の大会3連覇を逃した。ドラフト上位候補だったとあって、試合後の取材では「現段階の評価がああいうことだったので次に向けてレベルアップできるように頑張ろうと思います」と5位という順位にもショックを隠せない様子。今夏は体調にも不安があったといい、“プロに行かない可能性があるか?”という質問に「はい」と回答するなど、悩める胸中を明かした。取材に対する主なコメントは以下の通り。
-今後について。
「まだ考えてないです。ここからしっかり監督さんと会社と話して結果を出したいと思います」
「(5位指名について)現段階の評価がああいうことだったので次に向けてレベルアップできるように頑張ろうと思います」
-いつくらいに決断する?
「選手権が終わったのでそろそろ話すんじゃないかと思う」
-プロにいかない可能性もある?
「はい」
-指名順位がショック?
「今年の評価というのは自分では受け止めているんですけど、調子が悪いより体調不良。野球以外のところで崩してしまっていたのがすごく悔しいところで、全然まともに投げられなかったのが悔しいので心残りがあります」
-会社に恩返しできていない?
「今年の結果がこれで、来年は絶対これ以上の成績を残せる自信があるので」
-体調不良とは?
「都市対抗前とかあとくらいからのどの調子が悪くて熱が出て、1カ月くらい野球ができない時間が続いての大会だったので、すごい悔しかったです」
-病名は?
「扁桃膿瘍です。手術してからの登板だったので。都市対抗終わって切開手術をしました」
◆河野 佳(かわの・けい)2001年8月23日生まれ。21歳。兵庫県加古川市出身。175センチ、81キロ。右投げ右打ち。投手。神野小3年時に神野スターズでソフトボールを始め、大州中では広島南シニアに所属。広陵では3年春にセンバツ出場。大阪ガスでは入社1年目に都市対抗デビューし、2年目の社会人日本選手権では2大会連続優勝に貢献しMVPに輝いた。