広島オーナーが粋な計らい「びっくりさせてやれ」巨人移籍の長野に年内練習施設使用許可
広島、巨人両球団は2日、長野久義外野手(37)の巨人への移籍が合意に達したと正式発表した。
5年ぶりとなる巨人への電撃復帰。最後は巨人で-とカープから打診して実現した“親心”トレードだった。
FAで獲得した丸佳浩の人的補償で広島に移籍。4年間を広島で過ごしたが、細かい気配りと温かい人柄で、カープでも人望が厚く、ファンの人気も絶大だった。
“親心”での古巣復帰も珍しいが、移籍決定後の対応も異例。長野によると、マツダスタジアムの練習施設も年内の使用許可が出ているという。
長野は「(松田オーナーは)頑張ってくれ、と。とりあえずここの施設も12月いっぱい使っていいという風にいっていただいて、しっかり体を鍛えて、向こうにいくときにびっくりさせてやれと言われました」とやり取りを振り返り、来季に向けて「カープとジャイアンツと優勝争いできるように頑張りたいと思います。オーナーは『カープ戦、打つなよ』と。お手柔らかにお願いしますと伝えました」と明かした。