カープ中村祐 150キロで開幕ローテ入りへ 「まだ出る」目指す球速アップ
広島・中村祐太投手(27)は5日、マツダスタジアムで自主トレを行い、来季の開幕ローテーション入りへ向けて150キロに球速アップを目指していることを明かした。
今季は1軍登板なし。だが、2軍では先発ローテを守り、5勝7敗、防御率4・68、規定投球回数に達した。
「悔しい1年でした。その中で課題、良くなっている部分を把握できたのは良かった」
一番の収穫は球速アップ。これまで142、3キロだったのが最速148キロを記録した。
「これで148キロなんだという感じだった。まだ出るという感覚もある。MAXを150キロに平均で145キロくらいは出したい」
ここ数年、精力的にウエートトレーニングに取り組んできた。パワーアップした肉体を投球に生かせるようになってきた成果だ。
「今まではコントロールを気にしすぎて球速が落ちた。小林(2軍投手)コーチから“しっかり腕を振った中で制球力を身につけないと1軍では通用しない”と言われ、打たれてもいいから割り切って腕を振ったら球速も出てきたし、制球も乱れなかった」
来季で10年目。勝負の年と位置づける。
「開幕ローテを目指すには100%を出せる状態でキャンプインしたい」
プロ通算11勝の右腕が球速アップで先発陣に殴り込みをかける。