カープ西川 来季目標は3割25本 金髪の誓い!行くぞキャリアハイ
広島・西川龍馬外野手(27)は8日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、単年契約で4400万増の1億2000万円でサイン。来季に向けて自身初の全試合出場を誓い、打率3割、25本塁打を目標を掲げた。達成に向けてオフは柔軟性を高めることを重点に取り組む考えを明かした。(金額は推定)
髪を金色に染めた西川は迷いなく言い切った。
「第一は143試合。3割は最低条件。(本塁打は)25本ぐらい打てればいいかな。打たないといけないでしょ。規定(打席)ぐらい立てば25本ぐらい打たないと。チーム的にも」
プロ7年目。通算打率・298のハイアベレージを残すが、規定打席に到達しての3割は一度もない。本塁打も19年の16本が最多。あえて、高い目標を自らに課したのは達成する自信があるから。今季は足首の負傷で6月から2カ月も離脱。97試合の出場にとどまったが123安打、打率・315を記録した。
「ケガするまでは結構いい感じに来てたので。あの2カ月しっかりやっとけば、割とできたかなと。だから来年は1年やってみて、どうなるのか自分でも楽しみなんで」
一方で打順についてはクリーンアップではなく下位を希望する。
「6番がいい。打ちやすい。侍(ジャパン)に行って思いました。僕がそこを打つようになればカープはいいんじゃないですか。小園とか坂倉がしっかり中軸を打たないと強くならない」
今季は国内FA権を獲得したが、行使せず残留を選んだ。その際に複数年契約を希望せず単年契約を選んだ。好成績を残せば、FA市場の目玉に浮上する可能性もある。
「今のところ考えてはいないけど、ずっと(権利を)持っててもね。その時に考えよかなと思います。そのためにも、来年はしっかりやろうかなと」
キャリアハイの成績を求めるためにも、今は体作りに時間を割いている。体を大きくするウエートトレーニングではなく、柔軟性を高めるために初動負荷の器具を使ったトレーニングを積極的に採り入れる。また自宅でも風呂上がりのストレッチは欠かさないようになった。
「新井さんに迷惑をかけないように、しっかりと自分の仕事をやって、何とか多くの試合を勝てればいいなと思います」
天才的なバットコントロールを1年間フルに発揮できれば、どれだけ打てるか。夢も期待も膨らむばかりだ。