広島・坂倉 4500万アップ更改 高評価も「物足りない」 来季ハワイV旅行へ青写真
広島・坂倉将吾捕手(24)が13日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、4500万アップの年俸9500万円でサインした(金額は推定)。今季はチーム唯一の全試合出場で自己最多の16本塁打を記録。中軸として打線を支えた。捕手に専念する来季は自己最高成績を残し、チーム全員で優勝旅行のハワイへ行く目標を掲げた。
中心選手だからこそ、坂倉は物足りなさを感じていた。球団から与えられたのは野手での最高評価。チーム唯一の全試合出場には、もちろん達成感がある。「全試合出られて達成感と充実感はありました。しっかり評価していただいて、上げてもらいました」と、うなずいた。
打率・288、自己最多の16本塁打で、自己最多に並ぶ68打点。中軸を担い、6月上旬からは21試合連続安打を記録。今や背番号31を抜きに赤ヘル打線は語れない。それでも「個人的にもチーム的にも悔しいシーズン。全試合出た選手としては、物足りないところもある。その辺は納得してないですし、もっとできたと思っている」と現状に満足せず、さらなる高みを目指す。
その来季は捕手に専念。「個人的にはキャリアハイを目指すとともに、チームの優勝、日本一。みんなで(優勝旅行の)ハワイに行けるように、みんなでビールかけができるように」と1年後の青写真を描いた。
着実に一流選手への階段を駆け上がり、自身を目標にする新人もいる。「もっと評価してもらえるように看板というか、『鑑(かがみ)』みたいな人になれるように、まだまだ頑張らないといけない」。最高のエンディングに向かって、7年目のシーズンに挑んでいく。