広島・秋山 35歳の来季に危機感 MLB挑戦前年の記録「あれくらいやれたら」

 広島・秋山翔吾外野手(34)は17日、神奈川県横須賀市の不入斗公園で「秋山翔吾野球教室」を開催後、取材に応じ、来季を勝負の年として位置づけて臨む考えを明かした。長く一線で現役を続けるために、メジャー挑戦前年だった19年に記録した3割、20本塁打を目安にさらに上を目指す。

 子どもたちと触れあっていたときとは違う。秋山の眼に鋭さが加わった。今季は途中加入も、故障もあり、満足のいく数字は残せなかった。35歳となる来季。ここで“秋山翔吾”の名を再び日本球界に知らしめる。その気概が言葉にあふれた。

 「長く現役を続けるのであれば大事なこと。年齢はプレー中は考えないですけど、周りから見ても年齢の割に動けているなと思ってもらえるような数字であり、見た目ではありたい。結果を出すのは大前提」

 15年のプロ野球記録のシーズン216安打、通算打率・299などを誇る稀代のヒットメーカーが今季は打率・265に終わった。このままズルズルいけば、終わってしまう。危機感がにじむ。

 「ここでできなかったらたぶん再来年も3年後もできない。踏ん張るというよりは、グッとアクセルを踏めるような準備というか、それくらいの気持ちでやっていきたい」

 踏みとどまるのではなく、さらなるレベルアップを目指す。一つの目安はメジャー挑戦前年の19年に記録した打率・303、20本塁打、62打点、12盗塁。

 「あの数字が良かったと思うと上が決まっているのも嫌。でも、あれくらいやれたら納得はしやすい」

 現在は出身地である横須賀を拠点にトレーニングに励む日々。成長への動きは止めない。

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