広島・栗林 九回の男は試合を多く投げるのではなく結果を出すこと【一問一答】
広島・栗林良吏投手(26)が20日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、4200万増の年俸9500万円でサインした。会見での一問一答は以下の通り。
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-金額の受け止めは。
「本当に評価してもらえた、というのが一番。1年目の成績より落ちたにもかかわらず、同じような上げ幅で上げてもらえた。満足している」
-2年間で感じた手応えと課題は。
「年間通して30セーブ、防御率も1点台で終わることができた。課題は、今年もあった四球からの失点。制球力は課題として取り組んでいきたい」
-新井監督から来季も守護神での起用を告げられた経緯は。
「秋季キャンプの後、お電話させてもらった時。与えられた仕事場で結果を出すことで、新井さんに喜んでもらえる。九回は守り抜いていきたい」
-入団以降、セーブ王や具体的なセーブ数の目標は言及してこなかった。考え方に変化は。
「2年目の目標が60試合(登板)だったけど、九回を投げる投手で試合数を目標にしている投手はいない。自分の役職は試合を多く投げることではなく、与えられた仕事場で結果を出すこと。もちろん、そこ(優勝)を目指したい気持ちもある。数字を明確に言って目標にしようと思っている」
-チームの1勝を背負う重責を2年間、担ってきた。
「優勝したヤクルト、DeNAも阪神も勝ちパターンがしっかりしているから、上位にいる。そういうところを(他の投手と)話していけば、チームとしてもいい雰囲気になると思う」