カープ西川 自主トレは「とにかく量を振る」SB近藤とのタッグで「体力づくり」
広島・西川龍馬外野手(28)が23日、来年1月から鹿児島・徳之島で行う自主トレで徹底的に振り込むことを明かした。FAでソフトバンクに移籍した近藤健介外野手(29)とのトレーニングは2年連続5度目。恒例のタッグで打撃を磨き上げるつもりだ。
プロ8年目の爆発に向けて、西川は来年1月の徳之島自主トレからスタート。球界を代表する安打製造機のソフトバンク・近藤らとともに汗を流す。
「2、3週間くらいじゃないですか」
特にテーマは持たずに臨むという。
「マジで決めてないです。ホンマに行っていろいろ見つけていこうかなと。これをやるとは決めてないです」
裏を返せば、自らの打撃技術への手応えを感じているからこそ。今季は故障離脱のため規定打席に到達しなかったが、97試合で打率・315、10本塁打、53打点の成績を残した。フル出場すればどうなっていたかは分からないが、少なくとも出場している間は、しっかりとした内容を残せたという自負がある。打撃でつかんだものがあるかを問われると「多少あるし、ベースはある。(自主トレでは)引き出しだけ増えればいい」と話した。
契約更改の際には来季の目標に「第一は143試合。3割は最低条件。チーム的に25本くらい打たないと」とキャリアハイとなる25本塁打を挙げた。
目標達成に向けて自主トレでは「毎年打ち込んでいるのでそこは変わらない。バッティングがメイン。とにかく量を振ってという感じですね。とりあえずもういっぺん、体力づくり」と言う。振り込むことで、1年間フルで試合に出続けられる体を作り上げる。
そのための準備は多忙を極めた今オフもこなしてきた。
「最低限はできたかなと思います。柔軟性とか体幹を中心にやった。器具がなくても家でもできるので」
ケガをしないように柔軟性を高めることに重点を置いてトレーニングを続けてきた。
新背番号5で大暴れするシーズンに向けて、あとは南の島でバットを振り込むだけだ。