広島・薮田 DeNA山崎と合同自主トレ 復活へ亜大の同期から「良い影響受けたい」
広島の薮田和樹投手(30)が26日、来年1月に都内でDeNA山崎と合同自主トレをすること明かした。2人は亜大の同期。2年ぶりの合同自主トレで、現状打破のきっかけをつかむ構えだ。
復活を誓う薮田にとって気心知れた間柄の存在は頼もしい。20~21年の年末年始以来となる合同自主トレ。「康晃はずっと頑張っている。自分自身も同じ土俵に立ち続けられるように、刺激をもらいながらやりたい」と声をはずませた。
前回は直球やツーシームの感覚や意識などを聞いた。練習メニューについては「これから決めていきます」。今季、自己最多タイの37セーブを記録し、史上最年少で200セーブを達成した守護神から再浮上のきっかけをつかむ意気込みだ。
精神面でも教えを請う。これまでは「来年ダメならクビ」と思い続けてきた。危機感を力にしてきたが、今は違う。「楽しんでいるヤツがこの世界でも強いと思う」と力を込める。
山崎は数多くの修羅場をくぐり抜けてきた。「彼はメンタルも強いし、常にポジティブになれる人間。学ぶモノは多くて気持ちのいい存在。良い影響を受けたい」。考え方や心構えは投球の土台の一つ。多くを吸収し、練習や登板で生かしていく。
今季は18試合で1勝0敗、防御率4・13だった。来季は新井新監督が指揮を執る。生まれ変わるチームで再び存在感を示すために、ハマの守護神とかけがえのない時間を過ごす。