カープ森下が明かす〝村上封じ〟ポイントとは 「カウントは取れるので」
広島・森下暢仁投手(25)が新春インタビューに応じ、プロ4年目の今季に向けて優勝を目標に掲げた。昨年オフに受けた右肘手術からの復活、王者ヤクルトの主砲・村上封じ、そしてエースへの階段を上り詰める静かな闘志を明かした。
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-あけましておめでとうございます。
「おめでとうございます!」
-お正月はどんなふうに過ごした?
「実家に帰って本気で餅つきとかやってます。小さいときからずっとやっていますね」
-正月はお餅を食べる?
「ポン酢に大根とか、きなことか、あんことか、全部あるという感じですね。人それぞれ好きな食べ方をします」
-初詣は?
「大分は行くところが決まってます。護国神社です」
-4年目のシーズン、どんなシーズンにしたい?
「本当に優勝したいっていう気持ちが強いです」
-ハワイ優勝旅行がチームの合言葉?
「ヤクルトの選手とか見たらいいなと思いました」
-ハワイは行ったことある?
「あります。プライベートで。いいとこでした。行きたいですね」
-優勝のためには連覇のヤクルトを止めないといけない。村上をどう抑える?
「どう抑えますか?(笑)あんな感じで逆方向も打てますから。それがすごいなと思いますし、ボール球も振らなくなってる。打席での余裕があるので、そこをどうにかしないといけないですね。やるしかないと思います」
-攻略法は見えている?
「そうですね。カウントは取れるので、三振を取る球が必要かなっていう感じですね。最後の決め球が大事です」
-やはり内角攻め?
「いや、インサイドも関係ないんじゃないですか。速い球もホームランを打てるし、いかにボール球を振らせるかだと思います」
楽しい強打者対戦
-強打者と対戦するのは楽しい?
「楽しいですよ。やっぱり。ホームランだけ狙っているわけじゃない。軽打もしてくる。抑えるとチームの雰囲気も全然変わってくるので、そういう人を抑えると勝ちにつながるという意味で大きいと思うのでターニングポイント的な打者だと思っていつも対戦してます。走者がいないときに対戦するのが一番なので、前の打者も厄介になってくる。その辺をちゃんと抑えられたら自分の勝負ができると思ってやってます」
-前の日から攻略法を考えたりする?
「映像を見ながらどんなアウトになっているかとか、どんなふうに打ってるかは見ますね」
-今季はエースを狙うシーズンになる。
「結果で示さないといけないと思うので、結果を出したい。数字とかこだわりない。終わってみてチームで一番勝ったという結果だけを求めたい」
-プロ3年間で69試合28勝18敗の成績をどう見る?
「わりと頑張ってるんじゃないですか(笑)。トータルで見たときに30勝っていればなとは思いますけど。その辺の貯金を去年したかったなと思いますけど」
◆森下 暢仁(もりした・まさと)1997年8月25日生まれ、25歳。大分県出身。180センチ、78キロ。右投げ右打ち。投手。背番号18。大分商から明大を経て、2019年度ドラフト1位で広島入団。プロ1年目の20年6月21日・DeNA戦(横浜)で初登板初先発。新人王(20年)、東京五輪代表(21年)。