広島“うさぎ年の歓喜”再び!松田オーナー「思わぬ結果を見せてほしい」75年初のリーグV

 広島・新井監督
 初優勝を喜ぶ(左から)衣笠、古葉監督、山本=75年10月
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 広島は4日、広島市内の球団事務所で仕事始めを迎え、松田元オーナー(71)は歓喜の再来を期待した。

 球団創設26年目で初めてリーグ優勝を果たしたのは1975年。くしくも、その年の干支(えと)は今年と同じうさぎ年で、広島の街全体が熱狂した。「誰にも期待されていなかったが、どんどん勝っていった。あれだけ感激したことは人生でも、そうない」と悲願達成のシーズンを感慨深げに思い返した。

 当時は前年まで3年連続最下位。下位に甘んじていた中、頂点をつかんだ。現在のチームも4年連続Bクラスからの脱却を目指しており「(今年も)思わぬ結果を見せてほしい」と周囲の予想を上回る飛躍を願った。

 新井貴浩監督(45)がチームを束ねる初年度。今年が年男の松田オーナーは若手の台頭を鍵に挙げ「新しいコーチも入って、一人一人の選手を見直せる。そこから急激に伸びることもある」と眠っている若い芽が数多く、1軍舞台で開花することにも期待を寄せた。

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