広島ドラ1斉藤 キャッチボールで驚きの剛球「抑えて」の声 本人「筋肉量増やしたい」
広島の新人10選手は8日、廿日市市の大野練習場で新人合同自主トレをスタート。ランニングメニューなどで汗を流した。ドラフト1位・斉藤優汰投手(18)=苫小牧中央=はキャッチボールで6割の力ながら、さっそく重い球質を披露。今後に向けて「筋肉量を増やしたい」とマッチョ化計画を明かした。
報道陣らが見守る中でのキャッチボール。ドラフト1位・斉藤の右手から放たれるそれは目を見張るものだった。ハイペースを心配した周囲が慌てた。
「6割ぐらいで投げていたつもりだったんですけど、キャッチボール中に(球団スタッフから)“最初だからもうちょっと抑えて”と言われたので、気づかないうちに力が入っていたと思う」
相手を務めた育成3位・辻(二松学舎大付)は「持っているものが全然違った。球の質だったり、重さもそうですし、伸びも全然違いました」とビックリ。甲子園出場の左腕ですら、驚きの声を上げた。
本人に満足はない。1年目は体作りに重点を置くことを宣言。
「投げるのに必要なのは下半身だと思うので、全身鍛えつつ、下半身をしっかり鍛えたい。体重は維持するぐらいで、筋肉量を増やしたい」
189センチ、93センチの恵まれた肉体。サイズはそのままに、筋肉量を増やし、マッチョ化を目指す。
新井監督からは食べることの大切さを説かれた。
「(寮の)ご飯がおいしいので、たくさん食べて大きくします。昨日はカレーだったんですけど、しっかり食べました」
未来のエース候補はしっかり食べて大きく育つ。