カープ床田 回復順調で開幕イケる 昨年8月右足骨折も目標は「開幕」ローテ入り
広島・床田寛樹投手(27)は9日、廿日市市の大野練習場での自主トレを開始。キャッチボールなどで汗を流した。昨年8月の右足骨折から復帰を目指す今季、首脳陣は完治を優先させる方針だが「開幕に入れるように」と調整は順調。開幕ローテ入りを目標に掲げた。
明るい表情からは不安は見られない。床田は室内練習場でキャッチボール。時折、変化球も交えながらボールの感触を楽しんだ。
年末年始は母校・中部学院大などで練習を続けてきた。
「順調だと思います。そこまで(右足首が)硬くなったりとかもないんで、いけそうかなと思います」
昨年は前半戦だけで自己最多の8勝を挙げながら、8月3日・DeNA戦(横浜)で打った後に転倒して右足首を骨折。手術は選択せずに復帰を目指したが、再びマウンドに上がることはできなかった。
そのため新井監督からは「無理するな」と言葉をかけられたという。開幕に合わせるのではなく、万全の状態を整えてから戦列に加わってくれればいい。2月からのキャンプも2軍スタートが濃厚となっている。だが、本人の手応えは違う。
「いけるなら途中からとか。こっち(広島)に帰ってからでも(1軍に)上がれたらいいなと思っています」
3月のオープン戦から1軍合流のプランを描いている。というのも右足首は投げることには問題ない。あとはバント処理などがクリアできれば実戦に入れるという。
「今のところは開幕になんとか入れるようにやっています」
慌てず段階を踏んで、開幕ローテーションに滑り込む。