広島・玉村 ぼっちトレ敢行中 鷹・和田に昨年弟子入りも「理解できてなかった」
広島・玉村昇悟投手(21)が11日、マツダスタジアムで自主トレを行い、“ぼっちトレ”を敢行していることを明かした。昨年はソフトバンク・和田に弟子入りしたが、「今年は一人で自分のペースでやっていました」と話す。年末年始は地元福井に帰り、母校・丹生高校で練習を続けてきた。
大投手から吸収しようと懸命に追いかけた昨年。得るものは多かったが、シーズンに入ると違和感があった。
「試合に投げることをメインにし過ぎて、動きがおかしいというか、理解できていなかった。全体的に柔軟性も出てなかった。リリースポイントもしっくりこなかった。そうなると修正することが難しくなってしまった」
採り入れたものを生かそうと思うあまり自分自身を見失っていると感じた。そこで一人で自主トレを行うことにした。
「人の感覚を入れるより自分の感覚でやった方がいいのかなと思って今年はやりました。体の動きを頭で理解して動けるように。再現性を高めてやっていきたい」
一昨年はプロ2年目で100イニング以上を投げ4勝を挙げた。飛躍を期待された昨季は2勝止まり。もう一度、自分自身と向き合うことで、再び浮上のきっかけをつかむ。