広島ドラ6長谷部銀次 ルーキー最速ブルペン 激戦の左中継ぎで1軍勝ち取る

 広島のドラフト6位・長谷部銀次投手(24)=トヨタ自動車=が13日、廿日市市の大野練習場での新人合同自主トレで、広島新人では一番乗りでブルペン投球を行った。同4位・清水(高崎健康福祉大高崎)を相手に、立ち投げで直球のみ18球を投じた。即戦力として期待される左腕は、春季キャンプは1軍帯同が内定。実戦で結果を残すためにマイペースで調整すると語った。

 丁寧に腕を振った。マツダスタジアム仕様のマウンドで、長谷部は傾斜や硬さ、体の仕上がり具合を確かめた。テンポよく直球のみを18球。広島新人では最速でのブルペン入りだった。

 「力まずに、リリース時に回転をしっかり伝えることだけを意識しました。自分のイメージ通りバランス良く投げられた」

 8日から臨む新人合同自主トレは順調。疲れもなく、12日の休日は「アクティブレストというんです」と、軽めのランニングで体を動かした。今後は体の状態を確認しながら投球頻度を増やしていく構えだ。

 中継ぎとして期待される左腕は1軍春季キャンプ参加が内定している。視線は2月1日ではなく、いかにしてその後の実戦で力を発揮するかに置く。

 「キャンプの実戦にひとつのヤマを持ってくるのが目的になる。逆算しながら、球数を増やしたり、変化球を入れたり、強度を上げたり。いろんなステップがあるので考えながらやれたらなと」

 森浦、ターリー、塹江らに加え、現役ドラフトで巨人から戸根が加入するなど左の中継ぎ争いは激しい。即戦力でもあり「責任感を持って」ときっぱり。開幕1軍入りを勝ち取るため、焦らずに調整していく。

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