広島・ドラ3益田 頭脳派フォーム 社会人1年目に習得、左足上げ二塁に体ひねって投球

 広島のドラフト3位・益田武尚投手(24)=東京ガス=が14日、大野練習場での新人合同自主トレで、初のブルペン投球を行った。特徴的な足の上げ方をする投球動作で、直球のみを25球。社会人時代に読んだ運動動作の本を参考にした“頭脳派フォーム”を披露した。即戦力右腕が春季キャンプを見据えて調整を続ける。

 自ら導き出した特徴的なフォームが、代名詞になるかもしれない。益田は同期入団のドラフト4位・清水(健大高崎)を立たせ、直球のみを25球。「今日は6割くらい(の力)。勢いのある球を100(%)じゃない力である程度、投げられるように意識した。それはクリアできたかな」と納得顔で振り返った。

 目立ったのは足の上げ方だ。左足を上げて即座に捕手方向に踏み出すのではなく、二塁方向に一度体をひねって投げる。そのフォームは社会人1年目に習得したという。

 野球の運動動作に関係する本を読んだことが契機で「少し高い位置からの体重移動が、一番速度が上がると。右のお尻に(体重を)入れたいなと思ったので、それをしていくと勝手にあの足の投げ方になった」と経緯を説明した。公立大の北九州市立大出身とあって“頭脳派”な一面を披露。その足の上げ方で「安定感が増した」と効果を感じている。

 練習法、考え方はプロの世界に飛び込んだことで今まで以上に多岐にわたる。「まずは自分のモノを作っていかないといけない。いろんなことを教えてくださる方がいて、いろんなことをたくさん聞きたい。そういうのを頭に入れながら、自分の考えを確立していけたら」。クレバーさも武器に、キャンプまでの準備を整えていく。

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