カープ新井監督 初の紅白戦から積極的にサイン出す 新井野球の浸透へ「結果も内容も」
「広島春季キャンプ」(10日、日南)
広島・新井貴浩監督(46)がキャンプ休日の10日、初実戦から積極的にサインを出していく考えを示した。12、13日の2日間は今キャンプ初の紅白戦を実施予定。攻撃のサインも出しつつ、積極的に盗塁も仕掛ける“新井野球”を浸透させる。
サバイバルレースの幕開けを前に、指揮官は「投手、野手ともにどのような動きを見せてくれるか。結果も内容もしっかり見ていきたい」と激しく火花が散ることを期待した。
攻撃では積極的に選手たちを動かす考え。藤井ヘッドコーチは「試合の感じで。新井監督も初めてですし、今年は『こういう形でやる』というのを早く浸透させた方がいい」とベンチの考えを選手たちに体現させていく。
また「動いて失敗するのはいい。走塁でも打つ方でも、チャレンジした中での失敗は(問わない)。チャレンジしないことをダメだと言いたい」と同ヘッド。試合の空気でしか得られないものを、今後の糧につなげる構図を求めた。
17日からは沖縄2次キャンプがスタート。1軍当落線上の選手たちにとっては、絶好のアピールチャンスになる。12日は7回制、13日は5回制で2軍からも投手と野手が数人ずつ参加。「特に若い選手はアピールしてもらいたい」と新井監督。アグレッシブさを押し出し、目指す野球の方向性を根付かせていく。