広島 開幕ローテ争い猛アピール 遠藤「結果を出し続けたい」森「やるしかない立場」

 「練習試合、DeNA1-3広島」(19日、アトムホームスタジアム宜野湾)

 広島の開幕ローテ5、6番手争いがし烈だ。先発の遠藤淳志投手(23)が3回2安打無失点と好投し、森翔平投手(25)も3回無安打無失点と譲らなかった。それぞれが持ち味を発揮しアピールに成功した。

 力強さが印象的だった。遠藤は威力十分の直球で打者を押し込んだ。「真っすぐをしっかり打たれたのは一度だけ」。ファウルを奪い、飛球でのアウトもあった。手応えいっぱいの29球だった。

 4番手で登板した森は変化球でカウントを奪うことがテーマ。ストライクゾーンにきっちり投げ込み、優位な状況で試合を進め、22球の省エネ投球だった。左腕は「どんどんストライク勝負をしていこうと思っていた」と汗をぬぐった。

 開幕ローテ6枠は順調なら大瀬良、九里、森下、床田の4人が濃厚。残り2枠を遠藤と森に加えアンダーソン、玉村らで争う。新井監督は「2軍にも状態が良い投手がいるので、どんどん競争してもらいたい。『出てこいや!』という感じ」と期待を寄せた。

 遠藤は「結果を出し続けたい」と意気込み、森も「やるしかない立場。どんどんアピールしたい」と闘志を燃やした。バチバチのサバイバルレースがチーム力を底上げする。

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