カープ床田に「18勝」新井監督“鬼指令” 18勝3敗、防御率1・20くらいはいける!

 「広島春季キャンプ」(22日、沖縄)

 広島の床田寛樹投手(27)が22日、新井監督から“鬼指令”を受けた。ブルペンで130球の熱投後、指揮官に「18勝3敗、防御率1・20くらいはいける!」と背中を押された。昨夏に骨折した右足首は順調に回復。今春最多の球数を投げ込んだ左腕は、エールを力に変えてシーズンに向かう。

 額いっぱいの汗を拭いながら床田がマウンドを降りた直後だ。見守っていた新井監督が声をかけた。「18勝3敗、防御率1・20くらいはいける!」。設定された高いハードル。左腕は苦笑いを浮かべるしかなかった。

 「どうですかね…。(達成できるか)わからないです」。床田は再び苦笑い。それでも指揮官が押した太鼓判が調整の順調さを物語っていた。

 会沢を相手に130球を投げ込んだ。ここまで多くの球数に「何年か前の秋に投げたかな。春は多分投げていないと思う」。投げ込みによるフォーム固めが狙い。疲れた状況では体が横回転ではなく、縦回転になるように意識しながら腕を振った。

 受けた会沢にも合格点をもらった。右足首の骨折から復帰を目指し調整する中で「ずっと不安だった」とこぼした。長くバッテリーを組んできた背番号27の言葉に「不安を取ってくれたので、どんどん(状態を)上げていきたい」と力を込める。

 26日の中日戦に登板する見込みだ。18日の紅白戦では、初球が良くても2球目以降が甘くなり、痛打されたのが反省点だった。「この前の課題をつぶせるようにしっかり投げていきたい」。右足首は問題ない。開幕へ向けて設定するテーマ一つ一つをクリアしていく。

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