広島・坂倉 コミュ力で勝負 狙うは初の“開幕捕手”へテーマは連携強化 共有部分増やす
広島の坂倉将吾捕手(24)が1日、投手陣と積極的にコミュニケーションを図り、開幕へ備えていくと意気込んだ。3月のオープン戦は14試合。多くの会話を重ねることでさらに信頼関係を深めながら、試合での引き出しを増やしていく構えだ。
勝利にはバッテリー間の意思の疎通が欠かせない。坂倉は試合を通じて考えたり感じたりしたことを積極的に伝え、共有部分を増やしていく構えだ。開幕までのオープン戦は14試合。「いろんな投手といろんな話をしたい」と信頼関係の構築に意欲を示した。
開幕投手の大瀬良とは25日の巨人戦でコンビを組み、2回1安打無失点に導いた。エース登板時にスタメンマスクをかぶるのは2年ぶりだった。右腕は開幕まで残り4試合程度の登板が濃厚。今後も意見をすり合わせていく。
「(投手の状態が)悪くても何とかできる。そういうバッテリーでありたい」
長いシーズンでは、いつも調子が良いとは限らない。「悪いときに何を話せるか。悪かったら悪いなりに話さないといけない」。互いに目指すものは変わらない。チームの勝利だ。意見をぶつけながら最善の道を探す。
「いい体の状態で練習もできましたし、試合にもちゃんと出られた。打撃でもいい結果が出ているので良しということですね」
3年ぶりに完走した1軍春季キャンプをこう振り返った。藤井ヘッドコーチや石原バッテリーコーチから指導を受けながら過ごした1カ月は実り多きものだった。初の“開幕捕手”へ向けて連携強化がテーマだ。