広島 侍離脱の栗林良吏がキャッチボールを再開「良い方向に進んでいるのかな」16日に検査へ
腰の張りを訴えてWBC日本代表を離れた広島・栗林良吏投手が15日、マツダスタジアムであった残留練習に参加し、キャッチボールを再開した。
最大50メートルの距離を取り、最後は距離を縮め5割程度の力を入れて投げ込んだ。外野をランニングしノックも受けた。練習を終えると「もちろん硬さや違和感がありますけど全然問題はないかなと思います。良い方向に進んでいるのかなと思っています」と振り返った。
16日に検査を受ける予定。その後も順調なら18日にブルペンでの投球練習再開を視野に入れている。
9日・中国戦の試合中、登板に向けてストレッチをしている時、腰に痛みと違和感を覚えたという。準々決勝での登板を目指して懸命に調整を続けたが、間に合わなかった。
自身の代役として侍ジャパンに合流したオリックス・山崎颯一郎にはLINEで連絡したという。「選ばれていなかった状態での調整は多分、選ばれた選手よりも難しかったと思います。自分がこういう形でバトンを渡してしまったので申し訳ない気持ちがすごいいっぱい。それでも(山崎から)明るく連絡してくれたので、本当に頑張ってほしいとすごく思います」
チームは16日にイタリアとの準々決勝に臨む。守護神は「本当に勝ってほしいというのが一番。僕は応援することしかできない。本当にいろんな感情はありますけど、今はしっかり応援して、皆さんの活躍をテレビの前で見たい」とエールを送った。