広島・床田 開幕前“ラス投”乱調3回5失点 「今が底だと信じて上がっていくだけ」
「オープン戦、ソフトバンク8-2広島」(25日、ペイペイドーム)
広島・床田の表情はさえなかった。3回8安打5失点。開幕前最後の登板も結果を出すことはできなかった。
「立ち上がりでつまずいてその後に失点してしまって、まあよくなかったですね」
初回2死一塁から栗原に右中間二塁打で先制を許すと、二回にはオープン戦初出場の佐藤直にスライダーを3ランにされる。三回は連打などで1死二、三塁からアストゥディーヨに前進守備の三遊間を抜かれた。
前回17日・オリックス戦(大阪シ)では二回までに4点を失うが、三回から3イニングを完璧に抑え復調を感じさせた。にもかかわらず乱調に本人も首をかしげるしかなかった。
「1球1球の投げ方が違う。自分の中では縦に投げたい。で、投げられた。でも次の球が横ぶりになる。体幹を鍛えて安定したフォームで投げられるようにしたい」
右足首骨折から復帰を目指す今季。骨折箇所は問題ないという。が、キャンプから長い距離の走り込みはできていない。その影響からかフォームの安定感を欠いていると自覚している。
「今が底だと信じて、あとは上がっていくだけ。なんとか準備をして本番しっかりいい結果を残せるように頑張りたい」
次は開幕2戦目となる4月1日・ヤクルト戦。左のエースは本番で期待に応えるだけだ。