広島・マクブルーム 開幕4番出撃 新井監督の指名に「非常に光栄」戦闘態勢整った
広島のライアン・マクブルーム内野手(30)が開幕戦の31日・ヤクルト戦(神宮)に4番で出陣することが29日、決まった。新井貴浩監督(46)が明言した。昨季は来日が遅れて1軍初出場は開幕2カード目にずれ込んだが、今季はチームの初戦から打線の中心に座る。セ・リーグ2連覇中の相手に対し、堂々と立ち向かう。
開幕を待ち切れない様子で、マクブルームは新たな戦いに胸を弾ませた。「Baseball is Backという気持ち。やっと野球シーズンが始まる。すごくワクワクしている。苦しい戦い、楽しい戦いの中で皆でたくさん勝っていきたい」と腕をまくった。
開幕戦は4番で迎える。新井監督は「4番はライアン。去年の経験と実績もある。4番がしっかりといるチームは、安定した戦いができる」と打線の中核を任せる考えを明かした。本人も「非常に光栄。まずはその期待に応えるために開幕戦、がんばっていきたい」と闘志を燃やした。
相手の開幕投手・小川の愛称は「ライアン小川」。昨季の対戦成績は2打数無安打1四球に終わった。「昨年の印象は残っている。すごくいい投手という印象を受けた。ビデオで研究したり、いろいろな数値的なものを思い出して戦っていきたい。非常に楽しみ」と“ライアン対決”を制する意気込みだ。
昨季は3月中旬に入団会見を行い、開幕2カード目から1軍に合流。今年はキャンプから十分な助走期間を取ることができた。「春のキャンプを過ごして自信も付いて、落ち着いて野球に取り組むことができた。今年は満を持してシーズンに臨める」。心も体も戦闘態勢は整った。あとはバットで思う存分、神宮の鯉党を沸かせる。