【安仁屋宗八氏の眼】広島 もう少し初球から打つような積極性も必要か

 初戦敗戦。電光掲示板を見つめる新井監督(撮影・佐々木彰尚)
 1回、マクブルームの時に一走・秋山はけん制死(撮影・佐々木彰尚)
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 「ヤクルト4-0広島」(31日、神宮球場)

 広島は3安打と打線が振るわず、2年ぶりの開幕戦黒星発進。開幕戦完封負けは1994年以来29年ぶり6度目となり、新井貴浩新監督(46)の初勝利はお預けとなった。デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏(77)は、「カープがやるべき野球」をヤクルトに見た。

  ◇  ◇

 打線の沈黙が大きかった。3、4番の散発3安打のみでは苦しい。追い込まれた挙げ句にボール球を振ってのフライアウトというパターンが多かった分、もう少し初球から打つような積極性も必要かと感じた。

 また、数少ないチャンスとなった六回無死一塁では菊池の走塁ミスもあって逸機。大飛球で飛び出してしまったものだが、気持ちが先走ってしまったように見えた。

 この時の打者は大瀬良の代打・田中だったが、大瀬良にバントさせ、続投という判断があっても良かった。

 それくらい大瀬良は直球も走っており、コントロールも抜群。村上に本塁打されたが、これは配球ミス。坂倉は変化球に頼りすぎたリードに見えた。ピッチングそのものは昨年以上の状態であり、次回が楽しみに思える。

 それらを含め、ヤクルト打線は初球からどんどん振ってくる。小川はどんどん直球で攻めてくる。カープがやるべき野球を、チャンピオンチームに見せつけられた試合となった。

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