広島・新井監督 19年ぶり開幕3連敗にも「まだ3試合でしょ」「何とかしたいという姿勢は伝わる」

 3連敗を喫し、スタンドの声援に手を挙げながら引き揚げる新井監督(撮影・田中太一)
 8回、村上の打球にジャンプするも野間は捕れず(撮影・田中太一)
 村上が生還し、両手を挙げて悔しがる野間(撮影・田中太一)
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 「ヤクルト3-2広島」(2日、神宮球場)

 広島は逆転負けで2004年以来19年ぶりの開幕3連敗となった。

 広島は初回に秋山の三塁打で開幕から3試合目、19イニング目にしての初得点で先制。二回には新外国人デビットソン(前アスレチックス)の来日初アーチで追加点を挙げる理想的な展開となった。

 だが、先発の玉村は三回に山田に同点2ランを浴び、八回には4番手・松本が村上に右翼フェンスに届く大飛球、これを右翼・野間が処理をもたつき、悪送球する間に決勝点が入った。

 新井貴浩監督は八回の野間のプレーについて「精いっぱいのプレーだからね。何とかしよう、したいという姿勢は伝わるよね」とかばった。

 開幕から3試合目にして打線に兆しが見えた。

 「結構、捉えた当たりが正面だとか、捉えた当たりが捕られたりだとか、そういうのが結構あったんで。いい感じで各打者が力みというか、そういうのが取れてきているんじゃないかなという風には見ているよね」

 何よりデビッドソンに一発は明るい話題となった。

 「きょうも、1戦目2戦目より上げる足幅をちょっと小さめにして対応していこうという、彼の工夫というのが見えるし、いいホームランだったと思う。ナイスホームラン」

 先発の玉村は5回2失点と試合はつくった。

 「ナイスピッチングでしょ。ナイスピッチング、本当」

 リリーフ陣も粘りを見せている。

 「いや、もうピッチャーはね、まだ3試合だけど、よく頑張っていると思うよ」

 あとは勝利がつけば…。

 「まだ3試合でしょ。オッケー?よろしく」

 4日から本拠地マツダスタジアムに戻って阪神3連戦。新井新監督の初勝利は地元に持ち越しとなった。

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