「広島４－２巨人」（９日、マツダスタジアム）

　広島が今季初の４連勝で、勝率を５割に戻した。１点を追う三回、３連打で同点とすると、この日誕生日を迎えたマクブルームが勝ち越しの中犠飛。四回にはデビッドソンが２試合連続の４号ソロ、さらに田中にも２シーズンぶりの一発が飛び出して、リードを広げた。先発・玉村は６回２／３を７安打１失点で今季１勝目をつかんだ。

　広島は開幕４連敗スタートとなったが、６日の阪神戦で今季初勝利。それを皮切りに迎えた７日からの巨人戦で同一カード３連勝。勝率５割となり週明けからの貯金生活も視野に入ってきた。試合後の新井監督の主な一問一答は、以下の通り。

　－最後は栗林が締めた。

「３連投になったけど事前に彼と話をして、行きたいということでしたし。昨日は球数が１２球。きのうの球数が２０球、３０球投げていればこちらの方から止めていましたけどね」

　－デビッドソン、田中に本塁打。

「マット（デビッドソン）も本当に力がありますね。しっかりとボールをつぶせている。彼のパワーなら、どこでも入ると思います。（田中）広輔もナイスホームラン。彼の今年に懸ける意気込みというのも、キャンプの時から伝わっていた。また、２シーズンぶりの本塁打が、貴重な追加点。彼もうれしいと思うけど、僕もうれしいです」

　－勝率５割、今後に向けて。

「本当にこの４連勝ですかね、選手たちがよく頑張ってくれたと思います。またあした休んで、あさってに向けてしっかり備えたいと思います」