広島・秋山 神宮の借りはマツダで返す「いい反応をしてくれるだけで心強い」ファンと戦う
広島・秋山翔吾外野手(34)が13日、マツダスタジアムで汗を流し、ヤクルトへのリベンジを誓った。開幕カードで3連敗を喫した相手を本拠地に迎えて14日からは3連戦が組まれている。投打にバランスの取れた首位との対決。隙を見せない試合運びの大切さを訴えかけ、今後の戦いに向けた重要な3日間になると捉えた。
簡単には勝たせてくれない。その分、白星をつかめば波に乗れることは分かっている。秋山はこの日、マツダスタジアムで体を動かし「この3連戦自体は、けっこう重みがあるかなと。前半(戦)まずヤクルトを倒さないと(上位に)上がれないし、この前は僕らもやられている。ここを越えられるかどうか」と試金石になるカードだと位置づけた。
敵地での開幕3連戦は3連敗。いずれも僅差の末、競り負けた。強い相手だからこそ「ビハインドでもリードしてからでも、とにかく最後まで隙を見せない、丁寧に打席に入っていく。そういう部分の積み重ね。それ以上できることはないので」と流れを自分たちから渡さない試合運びで、勝機を見いだす。
12日の中日戦で敗れたが、チームは5連勝もあって盛り返した。「週末でお客さんも入るホームアドバンテージもある。そこで勝てなかったら1年間(互角に)組み合えない可能性もある。いいプレーをしている時、いい反応をしてくれるだけでも選手は心強い」と地の利も生かしてグラウンドに立つ。
昨季、マツダスタジアムでのヤクルト戦は3勝8敗1分けと苦戦した。「出ている選手はそこでベストを尽くす準備をして、やるだけというのは変わらない」。開幕早々、辛酸をなめたツバメ軍団に今週末は借りを返す。