広島が大逆転勝利 3連勝で338日ぶり首位浮上!新井監督体制初 田中が同点満塁弾、マツダ7連勝

 6回、田中が同点満塁弾を放つと、ベンチで絶叫しながら喜ぶ新井監督(撮影・田中太一)
 6回、同点となる満塁弾を放つ田中(撮影・田中太一)
7回、勝ち越し犠飛を放つ広島 ライアン・マクブルーム=マツダスタジアム(撮影・田中太一)
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 「広島7-5ヤクルト」(16日、マツダスタジアム)

 広島が大逆転勝利で新井監督体制初の首位浮上を果たした。開幕カードで3連敗を喫したヤクルトを相手に3連勝返し。本拠マツダスタジアムでは7連勝を飾った。

 初回、この日22歳の誕生日を迎えた広島の先発・玉村昇悟投手が乱調で、いきなり打者一巡の攻撃を浴びて5失点。二回以降は立ち直ったが、三回先頭で打席が巡ったところで代打を送られた。

 打っては、四回に同じくこの日35歳の誕生日を迎えた3番・秋山が三塁打。続くマクブルームが犠飛で1点を返した。

 五回終了時には降雨で長い中断をはさみ、迎えた六回。4点を追う展開で、2死から満塁の好機をつくって相手先発・吉村が降板。一発出れば逆転の場面で、田中が2番手・星の2球目を振り抜いた。高く舞い上がった打球は右翼スタンドに飛び込む2号グランドスラム。ファンはもちろん、ベンチも総立ちになり、新井監督も田中のヘルメットを叩いて称賛した。

 七回には1死一、三塁からマクブルームが犠飛で逆転に成功。八回には坂倉がダメ押しの2号ソロと、5点を先行されながら、大逆転勝利で首位浮上を果たした。広島の首位は昨年5月13日以来、338日ぶり。

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