「広島０－１ＤｅＮＡ」（２１日、マツダスタジアム）

　広島は今季３度目の完封負け。１点が遠く、力投のコルニエルを援護できなかった。

　今永に対し、八回まで散発５安打。緩急自在の投球に、決定打を欠いた。八回は坂倉がこの試合２安打目で初めて先頭打者が出塁したが、１死二塁から松山、菊池が凡退した。

　来日初先発のコルニエルは７回２／３を投げ４安打１失点。八回に先制点を献上して初勝利はならなかったが、最速１５６キロの直球を主体に試合をつくった。試合後、新井監督はコルニエルを次回も１軍で先発させると明言。主な一問一答は以下の通り。

　－八、九回は先頭を出したが。

　「今永投手はエースですからね。ウチの打線も捉えた当たりもあったんですけどね」

　－コルニエルが好投。

　「何とかロースコアに持ち込みたいと思っている中、本当にナイスピッチング。次、彼が投げる時、今度は野手の援護を期待したいと思います」

　－八回は乗り切って欲しい思いで続投。

　「あそこまでいい投球していたので、点を取られるまではコル（コルニエル）に預けたという気持ちだった。点を取られたので、すぐに矢崎に代えましたけど。あそこは点を取られるまでは、任せたと」

　－矢崎も難しい状況で今季初登板。

　「難しい場面でしっかり抑えてくれましたね。ナイスピッチングだった」

　－試合前には計８選手を入れ替えた。抹消された小園は２軍で試合に出させる考えか。

　「もちろん、現状だとなかなかスタメンで出られない。彼はこれからの選手。ファームでしっかり試合に出て、力を付けてもらいたいという判断です」