広島・野間 岐阜から反攻 9日・中日戦は大学時代プレーの準地元 巻き返しへ試行錯誤

 打撃練習をする野間(撮影・田中太一)
 練習前、赤松コーチと談笑する(右から)野間と坂倉(撮影・田中太一)
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 「広島(降雨中止)阪神」(7日、マツダスタジアム)

 広島・野間峻祥外野手(30)が7日、準地元での巻き返しを誓った。この日の阪神戦(マツダ)は2日連続の雨天中止。チームは9日から中日3連戦が控え、初戦は岐阜が舞台となる。中部学院大時代にプレーした同地で、反攻の一歩を刻む。

 野間は室内練習場で精力的にバットを振り込んだ。「ゲームに出た時、チームが勝つために結果を出せるように」と闘志を燃やす。先発出場した直近2試合は計6打数無安打と、5月はまだヒットがない。「“いいファウル”も全然打てていないし、本来の粘りというよりは前に飛んでしまっている感じ」と話す通り、持ち味の粘りが影を潜めている。

 現在は「(体の)開きが少し早い部分を自分でどう抑え込むか。どういう意識で開かないようにしたら、いい感覚で打てるか、を試しながらやっている」と試行錯誤の日々。ただ、新井監督は「今、自分で『どこがおかしいからこうなっている』と(本人が)分かっているので」と復調までに長い時間は要さない、と捉えた。

 岐阜・長良川球場での公式戦出場となれば、2017年7月25日の巨人戦以来2度目。大学時代の同級生も観戦に訪れる予定で「チームが勝てるようにワンプレー、1打席を頑張ってやっていくだけ」と野間。慣れ親しんだ球場での一戦を、逆襲への契機にする。

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