カープ森下 復帰から2戦連続QS 本人「うーんって感じ」も新井監督「いい投球。次も期待」
「巨人5-4広島」(13日、東京ドーム)
復帰2戦目となった広島・森下暢仁投手(25)は6回2失点。2試合連続のクオリティースタート(QS)にも納得はいってなかった。
「うーんって感じです。投手の最低限というか、最低限すぎるところなんで」
持ち味は発揮した。初回は先頭の吉川をカーブで空振り三振に打ち取るなど三者凡退。二回は岡本和をチェンジアップで三振。大城卓の中前打から満塁のピンチを迎えると門脇の一ゴロの間に先制を許すが、最少失点で切り抜けた。
三回は2死から坂本に高くなったカーブを左翼スタンドまで運ばれた。だが、五回には無死三塁からのピンチを無失点。粘りの投球で六回の反撃へとつなげた。それでも満足できない。
「後ろの投手も野手も頑張ってくれている。もう少し長いイニングを投げたかった。2戦連続で同じような降り方をしてるんで、次に改善したい」
右肘クリーニング手術からの復活を目指す今季。投げられるだけでは満足できない。過去3年を上回る投球、成績を残すことを目標に設定するからこそ、自己評価は厳しくなる。
新井監督は「粘って、いい投球だった。次も期待したい」と評価した。
次こそ、相手を圧倒する投球を見せ、自らの手で勝利をつかみ取る。