広島ドラ2内田 長打力発揮へ「がむしゃら」に 新井監督、誠也ら同様に振り込んでのし上がる

 プロのレベルを痛感しているドラフト2位・内田
 福地2軍打撃コーチ(右)の指導を受ける
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 ドラフト2位・内田湘大内野手(18)=利根商=がプロの壁を乗り越えようともがいている。高校通算36本塁打のスラッガー。未来の大砲候補として期待される中、高校とは比べものにならない球速、キレに圧倒される毎日。克服へ奮闘する現在の心境をデイリースポーツに明かした。

 ルーキー内田はプロのレベルを痛感する日々だという。ここまで2軍で24試合に出場し、打率・189、0本塁打、8打点(14日現在)と結果を残せていない。

 「なかなか大変というか厳しい世界だなと思います。厳しい世界とは分かっていたのですが、外から見た厳しさと中から感じる厳しさは、まったく違うと感じています」

 高校通算36本塁打。天性のアーチストはフリー打撃では時に軽々とフェンスを越える打球を放つ。だが、試合になると、プロの投手のスピード、キレで自分の打撃をさせてもらえない。

 「自分たちが戦ってきた高校のレベルとはまったく違いますし、スピードも20キロ以上速いので大変なんですけど、そこは練習していくしかない。練習をたくさんして、早く対応できるようにしたいです」

 現在、打撃で取り組んでいるのは、思い切りよく振ることだと話す。

 「しっかり振るということを大切にしています。フォームどうこうを考えて振れないときもあったので、しっかりと振ることを今は考えています」

 持ち前の長打力をフルに発揮するためにもがむしゃらに振ることから始める。そこから投手と対戦することで対応力が付いていくと信じる。

 刺激もある。各球団に入った同級生たちの活躍だ。

 「(オリックス・内藤)鵬は4番で出て、ヒットも打ちますし、すごいなと、刺激になります。内藤、浅野(巨人)、井坪、戸井(ともに阪神)も本塁打を打ってるんで自分も打ちたいですけど、しっかりとやることをやっていけたら」

 ライバルたちに差をつけられていると感じる。それでも持ち前の明るさは変わらない。

 「楽しいです。野球は好きなんで。ついていくのもそうなんですけど、がむしゃらにできたらいいかなと思います」

 次代の大砲候補は伸びしろしかない。新井貴浩、鈴木誠也ら先輩たちと同様に、がむしゃらに振り込んで、のし上がってみせる。

 ◆内田 湘大(うちだ・しょうだい)2004年9月22日生まれ、18歳。長野県出身。183センチ、88キロ。右投げ右打ち。内野手。背番号63。利根商では2年から一塁のレギュラー。投手兼一塁手としてMAX149キロ、高校通算36本塁打の二刀流として注目を集めた。3年夏は群馬大会準決勝でドラフト4位・清水のいた健大高崎に敗れた。

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